ハンター困惑 揺れるヒグマ対策の現場 出動要請できない“緊急事態“に…どうする 北海道

人に近づいてくるヒグマ、対策は?

ハンター困惑 揺れるヒグマ対策の現場 出動要請できない“緊急事態“に…どうする 北海道

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190706-00010000-hokkaibunv-hok

北海道の各地でヒグマが目撃されています。今まで出てこなかった地域にまで頻繁にヒグマが出没するようになっているようです。そのヒグマ対策として、ヒグマ出没の際は猟友会により、対応を行うのが主流でしたが、大きくその流れが変わってしまったようです。ヒグマ駆除のために出動し、ヒグマを駆除した猟友会。それは鳥獣保護法か何かの問題により、問題になってしまったこともあるようです。また、そのヒグマの駆除における危険性に対する報酬の少なさなどもあり、猟友会が機能しなくなっているようなのです。

人里に近づくヒグマ

ヒグマは基本的に山奥に生息しているというイメージです。ところが、ここ最近、北海道では人里近くまで近寄ってくる状況が多く報告されています。さまざまな環境の変化によって、生息する山における食物が少なくなってしまうなどの理由があるのでしょう。ヒグマは雑食性で、木の実などはもちろんのこと、小動物を襲って食料にすることもあります。

ヒグマは食料に対する執着心が非常に強い生きものとされます。人里近くだからこそ、畑などの農作物をたやすく手に入れられる。この状況に味を占めた場合は何度でも姿を現すことになるわけです。

ヒグマによる被害の可能性

ヒグマが人里近くに現れることによって、その農作物などが被害を受けるだけではなく、最悪の場合は人と直接遭遇してしまうこともあり得ます。走る能力や嗅覚力などの運動神経もかなり高いヒグマ。出会ってしまった場合はなかなか逃げのびることはできないでしょう。

人を攻撃して、それをヒグマが食料として認識してしまった場合、これは目も当てられない状況がスタートすることになります。過去にもそのようなヒグマによる事故もあったのではないでしょうか。

ヒグマ被害を避けるために

これまでは猟友会などが出動することにより、猟銃による威嚇や攻撃などが功を奏してきたかもしれません。ところが、今回話題になっているのはヒグマを駆除する猟友会が稼働できなくなる可能性です。

頭のいい生き物であるヒグマは、猟銃が自らに向けられることがなくなったと判断するかもしれません。どんどん人里に近づくヒグマに対し、そこに住む人々はどのように対応すればいいのか。

ヒグマハンターは命がけでその駆除に関わっていきます。もちろん、普通の会社員などの仕事と比較すると、どれだけ命を落とす可能性が高いのでしょうか。何かあったとき、そのハンターの家族への補償はどうなるのでしょうか。

現段階ではヒグマに対してなにができるのか。警察が出動することによってヒグマを撃退することができるのか。さまざまな問題点がありますが、取り返しのつかないヒグマ事故が起こる前に、その対策を確定することが急務なのではないでしょうか。

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