金具外して拳銃強奪か 異例の手口、改良型の配備遅れる

人々を守る警察官を狙う手口とその問題点

金具外して拳銃強奪か 異例の手口、改良型の配備遅れる

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190617-00000070-asahi-soci

人々の正義を守る警察官が刃物で襲われ、拳銃が奪われる事件が発生しました。もと自衛官の仕業ということらしいのですが、警察官も人間です。屈強な人間に予想外の攻撃を受けた場合、なかなか防ぎようがないのかもしれません。しかも、刃物で襲い掛かってくる状況では、対応はかなり難しかったのではないかと思います。拳銃を腰に装備するためのホルスターが旧型であったことが、拳銃強奪の原因の一つとして取り上げられています。新型ホルスターがすべての警察官に配備されていたとしたら、この事件に変化は起こったのでしょうか。

町の治安を維持する警察官という仕事

警察官の仕事といえば、悪いことをした人間をつかまえること、また、犯罪が起きにくい状況づくりのためのパトロールを思い出します。ほかにも派出所などにおいてはそこに住む人々へ治安維持という意味で安心感をもたらしてくれます。警察官といえばこわい感じの人が多いようにも感じますが、市民などに寄り添い、いつも笑顔を絶やさないようにして、人々とのつながりを大切にする方もいらっしゃいます。

町の治安を守り、人々の安全を守る警察官という仕事は、世の中になくてはならない仕事といえるでしょう。犯罪に立ち向かわなければならないことも多いため、身の安全という意味ではかなり危険な部類の職業ともいえます。

拳銃を奪われる事件の発生

勤務中の警察官が所持する拳銃が奪われる事件、警察としてはあってはならない事件内容となるため、過去の教訓を生かし、拳銃が奪われにくい新型ホルスターを開発したようです。今回の事件では、その新型ホルスターは配備されておらず、旧型のホルスターであったために奪われやすい環境であったかのように取り上げられている報道を眼にしました。

果たして、新型ホルスターであればこの事件は防げたのでしょうか。

犯人の目的である拳銃

警察官を狙い、所持する拳銃を奪う犯人の行動を考えてみます。なんらかの目的があって拳銃を手に入れたいと考える。拳銃を簡単に手に入れることなどできません。身近に存在する拳銃は警察官が所持しているものです。その拳銃を手に入れようと考える犯人。

警察官から拳銃を奪うことを考えた時、これほど決意と準備が必要な計画はないのではないでしょうか。

警察官も日々鍛えているでしょう。しかも、拳銃を所持しているわけですから、犯人自身が目的を達成する前に逮捕されたり、拳銃で撃たれたりすることが予想できます。

その予想を覆すための計画と行動。

そこからホルスターを新型にするだけで、拳銃強奪を防ぐことはできるのでしょうか。今回の拳銃強奪事件においては、防刃ようのベストの腕のすきまから刃物で刺されました。どこを攻撃すればよいのかを知った上での犯行だと感じます。

拳銃を奪うという決意と計画によって狙われたとしたら。ホルスターを変えるという対応だけで事件防止にはつながりにくいような気がします。

警察官自身の安全を守ること

治安を守るべき警察官が狙われ、命の危険にさらされる。そして、所持する拳銃が狙われるということ自体があってはならないことだと思います。拳銃強奪なんて100%不可能であると判断させるための仕組みづくりが大切だと感じます。

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