「いま何が起きているの?」無音の戦火、母のサインだけが頼り 耳の聞こえぬ少女が見た沖縄戦

風化してゆく戦争の記憶

「いま何が起きているの?」無音の戦火、母のサインだけが頼り 耳の聞こえぬ少女が見た沖縄戦

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190623-00435766-okinawat-oki

毎年6月23日は、沖縄県で慰霊の日と設定されています。太平洋戦争における本土決戦を防ぐための砦として、地上戦が行われた沖縄。毎年、この時期になると新聞などでさまざまな沖縄戦に関する記事が掲載されます。1945年に終戦を迎え、日本では平和主義を掲げる日本国憲法のもと、人々は平和の時代を過ごしてきています。平和であることが当然となり、過去に起こった目を覆うような戦争という状況が忘れ去られていくことが気になります。

沖縄で起きていた戦争で逃げ惑う民間人

今回話題になった耳の聞こえない少女、全く音が聞こえない中でせまる死から逃げ惑う姿が沖縄戦のすさまじさを伝えてくれます。米軍の砲撃による振動、いたるところに横たわる戦死者。隠れていた鍾乳洞などの中ではその暗闇から視界も奪われます。それでも命に係わる周りの気配を感じていたのではないでしょうか。

家族で逃げ惑う中、大切な子どもを失う者、親を失い途方に暮れる子どもたち。周りを見てもみなが同じ状況であり、その悲しみや辛さを感じることもできなくなってしまう。次は自分の番だなとどこか他人事のように感じる状態にまでなってしまうこともあるといいます。

忘れ去られていく悲しみ

太平洋戦争が終結し、平和の中で生きてきた人々が戦争の状況を知ることが少なくなり、戦争体験者の方々もその年齢により他界するなどの状況がおきています。さまざまな資料や本などにより文字情報として目にすることはありますが、実際に体験したものの言葉とはその重みや迫力が異なります。

昭和、平成、令和とつづく中、戦争体験のすさまじさが後世に伝わる必要があるにもかかわらず、その真実味が薄れていくことが気になります。

現在も続く戦争のつめあと

沖縄県では日米安全保障条約をもとにして米軍基地が駐留しています。日本全国における米軍基地の内、約75%近くが沖縄にあるという話もあります。アジアの平和維持のために、日米の協力体制のためにという名目もあるでしょう。

その米軍基地に所属する者が起こす犯罪。自動車の運転による事故、女性や子どもたちを狙う犯罪なども起っています。日本国内において、日本人の犯罪も同様にあるといえばそこまでですが、米軍所属関連者による犯罪や事故がここまで多く発生する地域はないのではないかと思います。

平和に対する課題

沖縄が置かれている現状、日本国内における平和に対する意識など、さまざまなところで平和というものを今一度考え、今後も未来を生きる子どもたちのために行動していかなければならない時期に差し掛かっているのではないでしょうか。

過去に起こった出来事をやり直すことはできません。ただ、そのことを振り返り、同じあやまちを起こさないようにすることが今のわたしたちができることなのではないでしょうか。

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