日本の老後は安心できるのか?
老後資金2000万円必要 金融庁の提言に街の声は
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190604-00000072-ann-bus_all
少子高齢化が進む日本。公的年金をめぐる話題で老後資金を2000万円貯蓄しておく必要があるなんて内容が注目を浴びています。国民年金や厚生年金を若い頃から払い続け、自分自身が現役をリタイヤした時に、2000万円の貯蓄がなければならないなんて。そもそも、なかなか給与などによる手取りが少ない状況は、さまざまな名目で天引きされ、買い物をすれば消費税をとられということが原因のひとつといえるでしょう。果たして日本の未来、安心した老後を送ることはできるのでしょうか。
さまざまな投資をすすめはじめた理由
つみたてNISAやiDecoなどの投資をすすめる声がよく聞かれます。国の政治家の一人が、今後は公的年金だけではかなり厳しくなる可能性があり、老後資金として2000万円の貯蓄が必要だなどと言い始めました。その真意はわかりませんが、同時に投資などをすることにより、各個人で老後に備えてほしいという意図が見え隠れします。
銀行預金などでは、貯蓄をおこなったとしても投資効果は期待できない現状があります。そこで、少額からスタートできる投資信託などでつみたてをおこなってはどうかというわけです。
当然、投資ということはプラスもあればマイナスもあります。ただ、国内における投資額が増えてくると、国内株式市場へもよりよい影響が出てくるでしょう。国民から回収し運用もしているでしょうから、株式市場は低迷するよりも上昇基調であるほうがいいのです。
自己責任で老後の準備をする?
これらの話を聞いていると、老後の準備は自己責任でおこなってくださいと言っているように聞こえます。これまで払い続けてきた年金などの恩恵をえることなく、自分でどうにかしなさいねというような言い分にどう感じますか。
少子高齢化はすでに予測されていた想定内の内容
少子高齢化が進み、労働力人口が減少すると、企業などは働き手を確保することが難しくなります。そこで、高齢者の方にも仕事をどんどんしてもらう流れと意識を作ろうとしているようにも見えます。
すでに試算上は予測できていたにもかかわらず、自分でしっかりと貯蓄をして、さらに老後もできるだけ働きなさいとする国の方針があるのかもしれません。
若い頃から真面目に働き続けているにも関わらず、その給与が劇的に上昇してきたわけでもなく、日々の生活でいっぱいという状況の方も多いのではないかと思います。そのような人々に対して、2000万円の貯蓄を準備してください、老後もどんどん働き続けてくださいと言われているような気がします。
果たして日本の未来、幸せなゆったりと楽しむ老後を送ることはできるのでしょうか。