動物園に野生のクマ 広島市の安佐動物公園 一部閉園に

日本の野性動物に何が?

動物園に野生のクマ 広島市の安佐動物公園 一部閉園に

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190612-00000003-tssv-l34

動物園に突然現れた野性のクマ。1mほどのツキノワグマの子どもということです。その結果、動物園は一部閉園されたということですが、この出来事に奥深い問題が含まれているように感じます。クマの子どもがいるということは母クマも近くにいる可能性があるということです。子どもの安全を最大限に考えるのは人間と同様。母クマは動物園という人工的な環境の中、近くで子グマを見守っていた可能性もあるでしょう。なぜ、自然の中で生きるツキノワグマが、よりによって動物園に出没したのでしょうか?

動物園という環境

人工的に作られた動物園という環境。多くの動物がそこで生きています。その動物は野生の臭いを発するはずです。また、エサとして与えられる食べ物の臭いもあるでしょう。動物を囲む檻などは金属の臭いがするはずです。

野生のクマは一般的にかなり嗅覚や聴覚に優れているはずです。普通ならば自然の環境とは程遠い臭いや音がする動物園などに近寄るはずはありません。

このような環境に近づいてきたツキノワグマの子ども。子どもということで注意深さよりも好奇心が勝ってしまったのではないかと感じます。ただ、母グマはわが子の安全を最優先に考えつつも、人工的な環境に近づけずに離れた場所から様子をうかがっていたというのが予想として近いものがあるのではないかと思います。

ここで、考えなければならないのは今までにそのような事例はあまりないということ。

子グマの好奇心を満たすだけの豊かな自然、食べ物などがある山の奥に変化が起こっている可能性について考えてみる必要があります。

日本国内における自然環境の変化

今回のツキノワグマの子どもについての報道を見ていて、全国で起こっているニホンザルが人の生活圏に入り込んできたこと、北海道における人里で見られるヒグマなどの事例を思い出しました。それらの野生動物がなぜ、自身の生活圏内を離れ、危険極まりない人里にまで下りてくるのでしょうか。

野生動物も生きるために命をかけています。子どもを育て、命を維持するためにこれまでは豊かな自然の中で生きていけばよかったのです。その自然環境に変化がおこったとき、その野性動物は危険をおかしてでも生きるための行動をとらなければなりません。

自然の中での大きな環境の変化が起こっている可能性は否定できません。

気候変動や人による開発

地球温暖化は世界的に注目されている大きな問題です。その関係での気温などの変化は、自然に対して大きな変化をひきおこしてしまうこともあるでしょう。自然環境が大きく変化したとき、植物などに影響が出てしまい、さらにほかの生き物にも影響を及ぼしてしまいます。

人による開発によって、自然環境が減少しているという事実もあります。もともとの林や森を切り払い、人工林を植えたとしてもそれはあくまで人工のものです。自然ではありません。

自然の中で生きている動植物へ与えてしまう影響ははかりしれないものなのです。

野生の動物が人々の生活へ接近する原因

野生の動物は好き好んで人里へ出てくることはないと思います。自然界の中で生きていくことが彼らにとっては好ましい生き方ではないでしょうか。その生き方を変えてでも生活範囲を変えていかなければならない理由はどこにあるのでしょうか。

なぜ、自然の生活環境が変化してしまったのか。開発はもちろんのこと気候変動の原因をも考えたとき、そこに人間の姿が見え隠れしてしまうことを見つめなおさなければならないような気がします。

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