お彼岸に墓参りをするのはなぜ?墓参りの常識、その由来を解説

みなさんはお彼岸のこと、詳しく知っていますか?
「お墓参りするのは何となく知っているけど、由来とかは全然知らない!」
という方がほとんどではないでしょうか?

実は私も結婚するまで、お彼岸どころかお仏壇にお線香をあげることすら未経験でした。
由来など詳しいことはわからないですよね。

今回はそんなお彼岸の常識や由来についてまとめてみました。

お彼岸の墓参り、供えるのは菊の花じゃなくてもいい

お彼岸とは3月の「春分の日」、9月の「秋分の日」の前後3日間を合わせた7日間のことで、お仏壇やお墓に手を合わせて、先祖を供養する行事です。

彼岸は仏教用語でサンスクリット語のパーラミター(波羅蜜多)が語源で、煩悩や悩みを越えて到達する悟りの境地、つまり極楽浄土のことを指しています。

お彼岸とはそんな由来からきているのですね。

お墓参りと言ったらお供えする花は「菊」というイメージがありますよね。
実は菊の花じゃなくてもいいって知っていましたか?

もちろん何でもいいわけではなく、相応しくない花もあります。
棘がある花、香りの強い花、毒をもつ花、ツル状のもの、花粉が飛びやすい花はNGとされています。

菊が定番とされているには訳があります。
菊には邪気を払いのける意味があり、切り花としてとても長持ちするので、お墓参りの花によく使われるのですね。

しかしNGとされている花さえ気を付けたら菊以外でも大丈夫です。
故人が好きだったお花をお供えしてもいいですね。

お彼岸の墓参りの時間、夕方はタブーというのは嘘

「夕方にお墓参りに行ってはいけない」という言い伝えを聞いたことはありますか?

実はそれ、嘘です。
夕方でも墓参りに行くことはタブーとはされていません。

ではなぜ、そのような言い伝えが広まってしまったのでしょうか?

・防犯上の理由

最近は墓地や霊園が整備されていて、転んだり怪我をすることも少ないと思いますが、昔のお墓は通路なども十分に整備されておらず、夕方など暗くなってくると危険でした。
また、防犯面からも夕方以降の暗いお墓に行くことは避けるべきと考えられていました。

・暗くなってくると掃除ができない

墓参りでは、お参りする前にお墓の掃除を行いますが、夕方からお墓参りに行くと掃除の途中で暗くなってしまい、十分な掃除ができません。

・霊園の閉園時間が早い時間も

近年の霊園は、開園時間が決められた霊園が多いようです。お盆やお彼岸の時期以外は、5時頃には閉園してしまう霊園もあります。

このような理由から焦ることなくお墓参りできる午前中に行くといいと言われるようになりました。

まとめ

実はお彼岸は他の仏教国では設けられていませんし、ご先祖様を供養するといのも日本独自の風習です。

日本で生まれ育ったからこそ、お彼岸について詳しく知ってみませんか?

お彼岸、知れば知るほど奥が深くて面白いですよ。

参考にしてくださいね。

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