これだけは確保したい勉強に必要な睡眠時間の最低基準

受験生の皆さん、お疲れ様です。

社会人になってから「あの時もっと必死になって勉強して
おけばよかった・・・」と後悔する人は、けっこういます。

だから今、記憶力や学習能力が高いうちに、イヤというほど勉強してほしい!というのが、勉強しそびれたオトナからの、かなり真面目な忠告です。

でも、いくら体力があるからと言って徹夜で勉強するのは
オススメしかねます。
実際、ハイレベルな学校に進学する人は、そうでない人が
想像するほど睡眠時間を削ってはいません。
(授業中に昼寝くらいはしていますけどね・・・)

ということで、睡眠と効率の良い勉強時間との関係を
サクッとまとめてみました。

勉強に集中しすぎて睡眠時間を削ると・・・

ご存じの人もいるかと思いますが、人間は睡眠の間、
「レム睡眠」に記憶を整理・定着させ、「ノンレム睡眠」中に
脳を休ませます。

ということで、睡眠時間を削ると記憶力がガタ落ちします。
昨日の出来事すら思い出せなくなります。

実際、睡眠時間を2時間ずつ、2週間削り続けたところ、
明らかに認知・作業能力が落ちたという実験もあります。
しかも、本人は能力が下がったという自覚がなかったそうです。怖いですね・・・。

寝ないと脳の働き低下(睡眠健康大学)
http://sleep-col.com/寝ないと脳の働き低下/

日本人は睡眠時間が6時間を切ると「寝不足」を感じるそうです。
アメリカの別の実験でも、睡眠時間6時間以下の生活を続けると身体能力が落ちるという結果が出ています。

6時間以下なら、徹夜と同じ!?
睡眠時間と作業効率の関係(TABI LABO)
https://tabi-labo.com/135190/ways-to-get-better-sleep

効果的に勉強ができる睡眠時間帯

「でも、ちょうど集中しているんだよ!切りたくない!」

という人も、きっといると思いますが、あえて言いたい。

「そんな夜遅くに集中する、その時間の使い方がおかしい」
と。

夜中に集中できる理由は、たぶん「余計な刺激がないから」
ではないでしょうか。

だって、夜遅くになれば家族も寝てしまって声をかけてこなくなりますからね。

ですが、人間は本能で22時頃と明け方4時頃には眠くなるようにできているそうです。

「寝る練習」で睡眠効率を上げて脳を活性化し、仕事のパフォーマンスを上げる方法(lightworks BlOG)
https://lightworks-blog.com/performance-sound-sleep

ということで、一番理にかなった睡眠時間は

「22時就寝、4時起床」

ということになるでしょう。
実際にこの生活習慣で勉強したという学生のブログも見つけてしまいました。

【受験生】ぼくの偏差値を70にした一日の勉強時間とスケジュール(瞬間男子)
https://rikublog.jp/zyuken-sukezyu-ru

この人のスケジュールを引用すると下記の通り。

4時 起床
4時半~7時 メイン(過去問などの重め)の勉強
8時~16時 学校で勉強
17~20時 夕食まで勉強(ここでも重めのものを)
20~21時 夕食&入浴(このあたりで趣味の時間もとる)
21~22時 復習
22時 就寝

まぁ、授業中に先生に言い返すあたりは進学校だった私にはビックリの展開ですが、要は「集中」と「強い意志」です。

読んでみて「うわー、絶対マネできねー」と思ったなら、
そもそも大学受験を目指すべきではありません。
キツイことを言いますが、決して安くはないお金を払って、学び鍛える場ですからね。

「やってみよう!」と思ったなら、さっそく今日からトライ。

まとめ

進学校とは言え塾にも行かず部活もやって、それでいて常に成績トップだったクラスメイトは、他の人に勉強のコツを聞かれた時、「やる時はやる、遊ぶ時は遊ぶ、それだけだよ」と答えていました。

しつこいようですが、要は「集中力」ですし、それを生むのは「どうしても〇〇したい!」という意志です。

たとえ家庭の事情などで勉強する時間が削られてしまっても、
その短い時間にいかに集中するか。

進学したら終わり、ではありません。
せっかく進学したのに目的を見失い、1年たたずに退学してしまう人も実は相当数います。

そんなもったいないことにしないためにも、
目の前の勉強に集中しきれなくなったら、まずはちゃんと
睡眠をとって、食べて下さい。

そして「何のために自分は進学するのか」「進学したら何がしたいか」を、いつでも何度でも声に出して明確化して下さい。

がんばれ!受験生!

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