期待と不安を抱きながら社会に出ても、
数年たつと頭に「転職」が浮かぶ人も
多いのではないでしょうか。
転職理由は人それぞれ。
やりたいことが見つかった、
もっとスキルを伸ばしたい。
入ったらブラック企業だった、
もっと給料のいいところに・・・
いざ転職に踏み切っても
悩むところは、面接の時の転職理由。
どんな理由も正直に言って問題ないのでしょうか?
今回は転職を考える人のために、
面接官が納得する転職理由とはどんなものか
調べてみました。
「給料が低い」は何位?転職理由ランキング
先に述べた通り、転職理由は人それぞれ。
いろんな理由がありますが、どのような理由で
皆さん転職を考えるのでしょうか?
厚生労働省が行った「平成27年雇用動向調査」による
離職入職者が前職を辞めた理由を見てみると、
男性
1位:定年・契約期間の満了(15.0%)
2位:給料等収入が少なかった(10.5%)
2位:労働時間、休日等の労働条件が悪かった(10.5%)
4位:会社の将来が不安だった(7.3%)
5位:仕事の内容に興味を持てなかった(7.1%)
女性
1位:労働時間、休日等の労働条件が悪かった(13.8%)
2位:職場の人間関係が好ましくなかった(12.2%)
3位:定年・契約期間の満了(11.5%)
4位:給料等収入が少なかった(10.0%)
5位:仕事の内容に興味を持てなかった(5.7%)
※「その他の理由(出向等を含む)」「会社都合」を除く
という結果に。
男女ともに労働条件は一番気になるところ。
「ワークライフバランス」という言葉も最近耳にしますし、
ブラック企業なんて言葉も流行っている中、
労働条件は譲れないところでしょうね。
また、男性の場合は「一家を支える」という意識もあってか、
給料面や会社の将来を案じての転職が多いようです。
一方女性の場合は人間関係に悩む人が多いようです。
それでもやはり給料面は気になるところなのでしょうか。
面接官に伝えるべき転職理由とは
では、転職理由は正直に答えるべきか否か。
「やりたいことが見つかった」「スキルを十分生かしたい」
という前向きな転職理由であればいいですが、
労働条件や給料面が転職理由となると
少し躊躇してしまいますよね。
どのように転職理由を伝えればいいのでしょうか。
・嘘はばれる!?本音の転職理由を正直に伝える
面接官は数多くの面接を行ってきた、
いわば人を見極めるプロです。
そのような人の前で、とってつけたような理由を答えれば
あっという間にばれてしまいます。
思ったよりも嘘をついている時は
表情や声のトーンからばれやすいもの。
ならば変に取り繕うよりも正直に答えた方がベターです。
ただし、その場合にも伝え方が重要です。
・前向きな話につなげる
「残業が多いから」「給料が低いから」
このような理由も確かにありますよね。
ただ、このような理由をストレートに伝えてしまうと、
「意欲が低いかもしれない」
「またすぐ辞めてしまうのでは」
というようなマイナスな印象を与えてしまいます。
たとえば、「残業が少ないところがいい」のであれば、
「休日やプライベートの時間を活用して
仕事以外の分野でもスキルアップを図りたい」
と言うと、向上心があり意欲的に物事に取り組む人
という印象が残ります。
・オブラートに包む
「給料が低いから」というような
待遇面をストレートに伝えるのは×。
それこそ
「待遇のいいところにすぐ移ってしまうのではないか」
と懸念されてしまいます。
もし給料面について語るのであれば、
その根拠をきちんと示すことが必要です。
自分がどのようなスキルを持っていて、
どのようにその企業に貢献できるのか
をアピールし、
その貢献度を評価し、給与待遇にも
反映してもらいたい。
というような流れでいきましょう。
大切なのは自分本位の話をするのではなく、
自分のアピールポイントをうまく交えながら
どのようにその企業に貢献できるか、という視点です。
そこをぶらさなければ、面接官も前向きに話を聞いてくれるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
転職を考えることは決して悪いことではありません。
むしろこれからの時代、
転職が当たり前の選択になってくるかもしれません。
その時に大切になってくるのは、
あなたの前向きな姿勢です。
たとえ後ろ向きのように見える転職理由も、
見る角度を変えれば前向きな理由になります。
ぜひ参考にしてみてください。