マリーゴールドの根に殺虫効果 自然由来の農薬に活用も

植物の生きる力

マリーゴールドの根に殺虫効果 自然由来の農薬に活用も

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190704-00000017-asahi-soci

花壇などに飢えられているマリーゴールド、きれいに咲いているその姿はとてもいいものですね。そのマリーゴールドをよく見てみると、きれいに咲いているものだけではなく、中には元気がなく花びらもはりがないようなものもあります。これらはその植物個体における種子の段階から状況がよくなかったものもあるでしょう。ただし、なかには発芽して成長していくなかで、土壌中の線虫が地中の根から入り込んでしまい、体力を奪われた可能性もあるのでしょう。

今回のマリーゴールドの根について、殺虫効果がみとめられたというのです。その殺虫効果を利用して、自然由来の農薬に活用できるのではないかという期待がよせられています。

植物の生きる力

植物はただ花壇や公園などで咲いているだけというような感じで、興味のない人にとっては生き物というより飾り物的な感覚になってしまう人もいるでしょう。

ところが、植物も生きています。生きるための戦略をもっているからこそ、現在も至るところで花を咲かせることができているのです。

植物が花を咲かせる理由は、子孫を増やすためといえます。花びらや蜜を利用して昆虫を呼び寄せ、花粉をその体に託します。その昆虫はほかの地域までその花粉を運び、受粉の手助けをすることになります。

なかにはあまい果実を動物や鳥に食べさせてやり、種子ごとのみこんでもらいます。種子の種皮は消化されないようになっており、そのまま動物や鳥の移動先でふんとともに拡散してもらっています。

生きる戦略をしっかり持っているからこそ、生きる範囲を広げることができているわけです。

植物が生きるための殺虫効果

植物は自分自身で移動することはできません。芽生えたその土壌で生きていくしかないのです。そこで、その土壌の中に自分の生存に影響を及ぼす線虫などがいたとしたら。根から体内に侵入した線虫は成長に悪影響を及ぼすでしょう。

植物はなんらかの方法で線虫が体内に入ってくることを防止しなければならないわけです。

マリーゴールドは身近な植物です。学校や公園の花壇などに咲いていることも多いのではないでしょうか。そのマリーゴールドの根において、線虫の侵入を防ぐような防虫効果、殺虫効果がみとめられたというのです。

自然由来の殺虫効果がある物質は、あらたな農薬などの開発に生かされていくでしょう。

ただし、気になるのは自然由来だからといってその使用方法を誤ってしまうとやはり害がおこりうるということです。自然界にある猛毒もあるわけですから、殺虫効果というその効果は生き物にとってプラスになるというものではないでしょう。

植物が生きるために獲得してきたその力を、またもや人間にとってメリットがあるように利用していく。これまでもこのようにさまざまな研究などを通して、人間は生活を向上させてきました。自然の力を利用することがマイナスとはいえませんが、その利用方法を誤ると、取り返しのつかない大きな問題が起こりうるということも念頭に入れておくべきではないでしょうか。

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