大量投棄だけではない、粗末に扱われる図書館の本

大量投棄だけではない、粗末に扱われる図書館の本
図書館の本、道路脇に大量投棄 蔵書印やバーコード付く
(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190513-00010002-kyt-soci)

図書館の本が大量投棄されるという出来事に怒りや悲しみなどの感情を抱く人はきっとたくさんいることでしょう。多くの人はきっと「犯人を特定して弁償させたい」「どうにかして防げないものか」と考えたことだと思います。私自身も図書館は昔から大好きな場所ですのでこういったニュースを見かけるたびに「なんてことを!」と叫びそうになってしまいます。
一体どうすれば図書館の本を守れるのでしょうか。

傷つけられる図書館の本

今回のような大量投棄だけではなく図書館の本が粗末な扱いを受けたのは何も今回に限ったことではありません。数年前には複数の図書館で「アンネの日記」という本の一部のページが破り取られていたというニュースが報じられ、一時期話題になりました。結局その事件の犯人は捕まったそうですが……世界的に有名な作品だっただけに大きくショックを受けた記憶があります。
さらに、ニュースにはならないまでも本のページに落書き、大きなシミ、カッターによるものと思われるキズが発見されることもしばしばあります。図書館側も返却の時にページをめくっての確認まではしないため誰がそんなことをしたのか特定が難しいこともあるようです。
また、借りたきりで返ってこない本も数多くあるようです。私の家族が借りた本をなくしてしまった時の話ですが、弁償して返した際に司書の方が「弁償してもらえたらいい方で、返ってこなかったり音信不通だったりすることの方が多いですよ」とぼやいていたことをよく覚えています。

図書館の本を守るためには?

こういった被害から本を守るためにはどうしたらいいのでしょうか。最近だと持ち出し防止のために防犯ゲートを設置してある図書館を見かけることが増えてきましたが、今回のようなニュースを見ているとまだ足りないのではないかと考えてしまいます。
未返却の本や本の破損の話を聞くと、利用者の道徳心に期待するようなやり方でそれを防ぐことはどうにも難しいのではないのかと思えてきます。防犯カメラを設置したり返却期限を大きく遅れたらペナルティーを与えるなどの対策も必要ではないでしょうか。
気軽に誰でも利用できるという点は確かに図書館の大きな魅力の一つですが、今のままだと図書館の本が損なわれ失われる一方になってしまうでしょう。こういった被害があるために図書館の運営がより難しくなっている面もあるという話もときどき耳にします。

まとめ

図書館はどんな人でも無料で利用できる施設です。だからこそ図書館の本は自分以外の人間が読むことを考えて扱わなければ、本の入れものである図書館自体までもうまくいかなくなってしまうと思います。ですから、本を粗末に扱う人が跡を絶たないのであれば「ルールを破る人もいる」ということを前提とした対策が必要になるのではと考えています。
しかし、私たち利用者にできることは何かないものだろうかとたびたび思います。利用者一人一人がしっかりとルールとマナーを守るよう心がけること以上のものがなかなか思い浮かばず、歯がゆい思いを私は以前から抱き続けています。

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