植木の剪定は適当にやってはダメ!プロが教える剪定のコツ

一戸建てのお宅ではたいてい防音や目隠し、美観のために
大小様々な植物が植えられています。
私の住むアパートの周辺のお宅にも、春にはジンチョウゲに
モクレンにクチナシ、柵にぐるんぐるんに巻き付いたバラ、
秋にはキンモクセイが咲き誇っています。

5分ほど歩いた先には、造園業者が商品の木を育てている場所もあり、
きれいな三角形に刈り込まれた木々を見られます。

そのレベルに、自分でもたどり着けるのか?
ということで、お手入れ方法を調べてみました。

植木の手入れに最適な時期は?日常で気をつけるべき点とは

植木の手入れと言えば「水やり」と「剪定」。
鉢植えなら土の量が少ないため、表面が乾いたら植木鉢の底から
流れ出るまでたっぷりと水をあげます。
庭の土に直に植えた場合は、土の量が多い=保水力も高いので
酷暑で若い葉がしおれそうな時以外は、水やり不要です。
木の様子を毎日チェックして見極めましょう。

「剪定」。
これも、放置していると自然のままに伸びすぎてしまうため必要です。
でも、タイミングや切る位置を誤ると木を傷めたり、花が咲かなく
なったりしてしまいます。
そのため、剪定方法を紹介しているサイトでは、「最初は植木を購入
した業者から教わりましょう」とたいてい注意書きがされています。

そこでここでは、「タイミング」と「切り方」についてざっくり説明
しますので、個々の木についてはぜひ購入店にご相談下さいね。

【剪定のタイミング】

1. 落葉樹
葉が落ちきって枝の形がハッキリ分かる、12月~3月くらい。
木も休眠状態なので、「強剪定」と呼ばれる、枝を根元からバッサリ
切る剪定も、ダメージが最小に抑えられます。
5月下旬~7月上旬も切り時。
初夏のこの時期は、花が一通り咲き終わった後や、新芽が勢いよく
伸びる直前となります。
この時期に適度に間引いて風通しをよくすると、必要な枝にだけ
養分と日差しが行き渡りますし、台風の被害も軽減できます。

2. 常緑樹
こちらは少し時期が違い、3月~4月と9月ごろ。
いずれも新芽が出る直前や、夏の成長期が終わった後に当たります。
「冬に切ると風邪をひく」などと言われるので、冬場はダメです。

ちなみに成長期に当たる夏場は、ダメージが大きいので剪定は
避けましょう。
つまり、「成長期の前に」枝をある程度間引き、思いっきり伸びても
問題ないようにしておくわけですね。

【切り方】

1. 強剪定
サイトや本によっては「間引き剪定」とも。
先述した通り、不要な枝をバッサリ付け根から残さず切って、
木の「骨組み」を作る作業です。
なので、時々離れて眺めて、バランスを確認しましょう。
枯れた枝、傷んでいる枝は真っ先に判断できると思いますので、
それ以外の「不要な枝」というのはこちらを参考に。

ガーデンエクスプレス
「庭木のお手入れ・植木の移植・剪定ガイド」
https://www.e-niwaki.com/01garden/

ちなみに、太い枝をバッサリ切った時は、切り口に「癒合剤」を塗らないと、そこから病原菌が入ってきてしまいます。
切った際に樹液や水が出てきたら、それが出きってから塗りましょう。

2. 切り返し剪定
花を咲かせたり、細かく形を整えたり、通気性を良くするために
切る作業。
全体を見て、他の枝より長い枝を、だいたい枝先から3分の1~
4分の1程度切り詰めます。
ただ、枝先に花や実がつく木は切り過ぎないように!

新芽がある場合は、その5ミリほど上で切ります。
かなり際どいです。
また、木によっては芽の位置が分かりにくかったりしますので、
枝先から何センチに芽がついた(花や実がついた)か、記録しておくと良いそうです。日頃の観察が肝心ですね。

数ある植木サイトの中で、ダメな例を紹介してくれた
サイトが一つあったので、ぜひ参考にどうぞ。
(こう言ってしまってはアレですが、やり方を解説されるより、
よほど説得力があります)

庭木で開運
「ダメな剪定の例」
https://niwa-iro.jimdo.com/ダメな剪定の例/

植木の手入れが簡単になるちょっとしたアイデア

植木も「生き物」です。子どもと同じく、手間暇かけて育てるもの。

お手軽を求める時点で間違っているのですが、それでも、いい手が
あります。
それは・・・。

「最初から手のかからない植木を選ぶこと」!!!

これに尽きます。
では人気もあって、比較的世話のしやすい木は、というと・・・。

・シラカシ(どんぐりの木):寒さにも病気にも害虫にも割と強い。
・シマトネリコ:寒さは苦手だが病害虫には強い。
・コニファー:生長が遅く、放っておいても樹形が整う。鉢植えも可。
・クチナシ:寒さが苦手だが日陰でも育つ。
・キンモクセイ:暑さ・寒さ・病害虫にも強い。背が高くなるのでスペースが必要。
・ジンチョウゲ:乾燥と寒さに弱いが、放っておいても樹形が整う。鉢植えもOK。初心者向け。

こんな感じでしょうか。
常緑樹というのがポイントです。
秋の落ち葉掃除をしなくて済みますから、これだけでも十分、手入れが簡単になりますね。

ホルティ
「庭木なら常緑樹がおすすめ!手入れのいらないおすすめ人気種
12選」
https://horti.jp/2140

NHK出版
「みんなの趣味の園芸」
植物図鑑検索
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_p_search_category&txtSearchTokusei=%E5%88%9D%E5%BF%83%E8%80%85%E3%81%A7%E3%82%82%E8%82%B2%E3%81%A6%E3%82%84%E3%81%99%E3%81%84

まとめ

木は寿命が長いです。
一度育て始めたら一生のお付き合い。
でも、基本は造園業者でも初心者でも同じです。あとは、どれだけ
細やかに面倒を見られるか、観察できるか、ということになりそうですね。

たくさんの木や鉢植えを育てているお宅の方には、その労力を思うと頭が下がります。
その一方で、植えてみたら思った以上に伸びてしまい、手入れも
しきれずに「もう根っこから切っちゃって!」と植木屋さんに
投げてしまう悲劇もあります。

始める時は、「一生もの」だということを、よーく考えてからに
しましょう。

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