裁量労働で残業月173時間、女性に労災認定「ずっと私が悪いと自責していた」

働き方改革の未来は?

裁量労働で残業月173時間、女性に労災認定「ずっと私が悪いと自責していた」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190513-00009631-bengocom-soci

朝から晩まで仕事をするジャパニーズビジネスマンなんてフレーズをどこかで聞いたことがあるでしょうか。残業は当たり前、しかも残業手当も本当の時間分の残業代なんてない企業が多くあったような昭和から平成の姿。ここへきて働き方改革をもとにした仕事の在り方に変化が生まれようとしています。その中でもこれまでと変わらない企業経営を行っている現実があるのです。そこで氷山の一角であろうと全国的に長時間残業による体調の悪化が労災認定されたことには価値あるできごとだと感じます。

慣習化して麻痺する労働者

業種によってはそうでないとしてもブラック扱いされて見られる分野があります。個人的にはその仕事の目的達成のために残業をして、まだ手に入っていない目標、目的を意識して頑張っていました。というよりも入社当時、全社員がそのような勢いで仕事をしていました。

実際に残業をして準備をしっかりした状態だと目標の達成につながりやすい傾向のある業種です。残業するのが当たり前という社風の中で、定時退社をする社員は仕事への真剣身が足りないものとして陰口をたたかれる始末。

これは新入社員も残業で一致団結、目標達成にむけて突っ走るという仕事の在り方が当たり前になっていました。残業代なんて出ない、深夜に仕事が落ち着いたらみんなで打ち上げ飲み会。この打ち上げも半ば強制参加。

まあ、体力的、金銭的にかなりつらかったのですが、それが慣習化しており、だんだん楽しんでそのリズムを継続するようになっていました。

令和時代の労働の在り方

今後、少子高齢社会が到来し、労働者人口が激減します。多くの仕事はAIを中心としたコンピュータに仕事を任せることになるはずです。ただ、人の感情やこまやかさなど、ファジーな対応が必要とされる業種では、少ない労働者で多くの仕事を回さなければならなくなるでしょう。少ない人数で同じ量の業務をこなさなければならない状態では、働き方改革による労働環境の改善などみこめないといえます。

労働者の環境改善に必要な総合的な大改革

法的に働き方改革を推進したとしても、企業側で業務量を調整できなければ見えないところで労働者に負担をかけ続けることになるでしょう。

今回の裁量労働という名目で、一か月に173時間もの残業をさせること自体、経営側が労働者を大切にする姿勢が見られません。法的な問題だけではなく、労働者を単なる歯車としてみなす経営体質自体を変えていかなければならないと思います。

今後、人口が半減し、労働者人口も激減するはずです。企業は減少した人員でどう仕事をこなしていくかというより、その環境でうまく仕事を回すための改革に着手しなければならないでしょう。

労働者のために動くことが、ひいては顧客のためとなり、その恩恵は企業に還元されてくると思います。

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